厚生労働省が先日2004年の人口動態統計結果を公表した。合計特殊出生率は1.2888で過去最低を更新し、少子化に拍車がかかっている。
と一般的には言われているが、実際に子育てをしている家庭では子供2人は当然、3~4人も結構いるらしい。我が家も今年8月に第一子の出産を控えているので、最近は週末になるとアカチャンホンポやれ西松屋やれ、毎週のようにベビー用品の買出しに引っ張りまわされているが、これら店舗の繁盛具合を目の当たりにすると、確かに「少子化って本当?」という疑問を抱かざるを得ない。 負け犬の遠吠えやオニババ化する女たちといった類の本が少し前にメディアでも注目されていたが、少子化の直接的な要因が、結婚した人の出生率ではなく独身者の増加にあることを如実に示したデータを発見した。 この記事によれば、完結出生児数(結婚後15~19年たった夫婦の平均出生数)は1972年の2.20から全くと言っても差し支えないくらい変っていない。1997年までの数値しかなかったので、ググってみたところ2002年には【2.23】と寧ろ増えていることが分かった。 不妊に悩む夫婦もいるのであまり断定的に論じるの憚られるが、端的に言うと結婚した人は厳しい経済的・社会的負担にも耐えながら2人以上の子供を産み育てている訳だ。(もちろん負担だけでなく、子供から得る喜びも当然ある筈だが。) 結婚しない理由も色々とあるだろうが、私も決して結婚は早くなかったので、独身時代よく「馬には乗ってみよ。人には添ってみよ。」と言われたものだ。 今回の厚生労働省による発表では離婚率の低下も同時に示されていて、この点についてもブログ上で議論され始めている。自分の身の回りで起きている断片的な現象からの推測に過ぎないが、やはり“不景気”という要素は非常に大きいと思う。熟年層・若年層ともに離婚した後の生活が成り立たなくて、籍は戻さないまでも別れた夫婦が同居生活に戻っているケースを2~3知っている。NEETについても、やはり非婚や不景気の問題と密接に関連していることは誰の目にも明らかだ。 これらのトピックについては、折を見て再度エントリーしてみたいと思う。 (妻からは「他人のことは放っておきなさい」と横槍が入ってるが。。) 2010/7/13追記 河合薫さん執筆の日経ビジネス『アラフォー女性と男性上司の“同床異夢”』コメント欄に投稿してみた。 2022/1/10追記
by nakao312
| 2005-06-06 23:41
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