7/1(日)早朝、再稼動反対グループが機動隊と対峙している現場へ行ってきた。もちろん反対の声を上げることが主目的だが、この歴史的な瞬間を実際に自分の目で確かめたいという気持ちも大きかった。
それまでIWJの現場中継を見ていたのだが、いてもたっても居られなくなり、舞鶴若狭自動車道に飛び乗った。福知山の家を出たのが午前1時で、現地に到着したのが午前2時半。 現場は周りに民家のない山の中で、その周辺には駆け付けた反対グループの車と警察の装甲車が何台も駐車されていた。「駐車禁止とられないかな?」なんて弱気な心配をしながら明け方過ぎまで2時間ほど「再稼動反対!」のコールを一緒になって叫んでみた。 このような場に行くのは初めてだったが、「仕事として来させられている無表情な機動隊員」と「自らの意思で来ている熱い反対グループ側」のコントラストが何とも言えず、不思議な感じがした。多分、ここで立たされている若い機動隊員は自らの感情を封殺して立っているだけだろう。反対のシュプレヒコールを叫んでいる側から熱く語りかけている場面も見受けられたが、機動隊員達は本当に全くの無表情。なんか可哀想な気すらしてきた。 鳴り物が出てきて、古き闘志っぽい初老の参加者は引き気味だったが、見た目20~30代の若い年齢層が雨の中を踊りながら「再稼動反対!」を叫び続けていた。 結局は再稼動を阻止できなかったが、まだまだ諦める訳にはいかない。ネット中継されて多くの人の目にも触れた今回の抗議活動、賛否両論あるようだが、多くの若者が無関心でいられず立ち上がった意味は大きい。 過疎の田舎に立地する多くの原発。社会構造の中に麻薬的な中毒性をもって組み込まれてしまった現実から脱却する道を模索していきながら声を上げ続けていかねばならない。「墜落して危険性が発覚した飛行機」に乗り続けるべきか、飛行機より遅いかも知れないが安全な乗り物を開発すべきか、それとも乗ることをやめて歩くことを選択するのか。 現在の社会状況が続くと仮定した上では「お金」の側面から稼動されてしまっている原発だが、何よりも大切な「健康・命」を重視すれば、答は明確であろう。貨幣経済が最重視されている現在、その基礎となる人の生命が重大な危険に晒される事態を再び招かないよう、臆せず行動していこう。
by nakao312
| 2012-07-04 01:12
| Genpatsu&311
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